CLANNAD AFTER STORY 最終話

結論から言うと、すばらしかったのではないでしょうか。
ぼくがとくにすばらしいと感じたのは、家族で(もういちど)花畑に旅行に行く場面と、最後の(またもや)風子の場面です。
あとはまあ、ネタバレになるのでそのうちに*1。ぼくはふつうネタバレはまったく気にしないのですが、さすがに放映直後なので自重しておきます。
ところで、今回風子を見ていて気づいたのですが、退院したリアル風子の応答は、長期入院のせいという設定からかきわめて幼児的に描かれていて、しかもそのかぎりでかなりリアルなんですね。うちの娘は3歳だけど、よく風子のような話し方をする。たとえば、相手との会話を何回も反復させるところとかです。視線も意図的に(実際の風子の身長を考えたら誇張しすぎなぐらいに)幼児視線にしている。ぼくはいままで、CLANNADの無意識のなかでは風子=渚という等式が成立していると思っていたのだけど、今回の演出はむしろ風子を汐のカウンターパートとして捉えている演出だと思いました。わかりにくい言い方ですが、メモがわりに記しておきます。

*1:Bパートの強度は普通の物語の回想とは異なりゲーム的/並行世界的想像力によって支えられる独特のもので、だからこれを御都合主義の大団円と捉えるのはまちがいなのだ、とか、そういう話もしたいのだけど、とはいえぼくの読者はもうこう書けばだいたいなにが言われるかわかるでしょうから、あらためてそんな話をする必要もないのかも。