本日ゼロアカ

ゼロアカ第5次関門公開査問会当日になりました。
さて、その「口頭試問」の進行ですが、一般の口頭試問とは異なり、ひとりひとりの時間を取って形式的に進行することはしません。バトルロワイヤル形式というか、シンポジウム形式というか、かなり自由に進行するつもりです。
具体的にどういうことかというと、ぼくは筒井さんと村上さんには「興味のない発表をしたひとには質問しなくてよい」とお願いしてあります。ぼくも同じ方針で臨むつもりです。他方で門下生には「他人への質問に介入してもかまわない」と伝えてあります。つまり、たとえば筒井さんが廣田(やずや)くんに質問をしているときに、横から峰尾くんが「そのことについてはぼくも考えていまして……」とマイクを奪っても構わないし(むろん、あまりに強引ならぼくが止めますが)、その横槍をきっかけに門下生のあいだだけで討論が始まってもまったくかまわない、むろん大歓迎です。
したがって、第2部ではまったく発言の機会がないひとが数人出るかもしれません。それは、見ようによっては、「東、司会として意地悪だろ」みたいに見えるかもしれません。
しかし、たとえそれがどのような逆境でも、壇上に立った以上は自分の力で発言の機会を作る、それが批評家として決定的に重要な心構えだとぼくは考えます(それに、今回はぼくは司会ではなくて審査員ですw)。そして、これは論文審査ではなくて、あくまでも「批評家道場」です。だからぼくは当日、形式的に全員にマイクを回すようなことはしません。「話が振られないから黙っていた」ひとは、ぼくは単純にそれだけの能力だと判断しますし、おそらく審査員票や会場票も入らないでしょう。
というわけで、みなさん、健闘をお祈りします。