某社会思想家/ディケイド

10年くらいまえに、某アガンベンの講演会で、初対面のうちの妻に向かって「あんた、なんで東みたいなオタクと結婚したの」と普通に失礼なことを言った現代思想系というか、左翼というか、フーコー研究者というか、岩波で書いているというか、そういうかたがいるのですが。
昨晩そのひとと新宿某所で10年ぶりに再会し、挨拶したら、今度はいきなり会った瞬間に「思想地図ってまじおもしろくないよね」「あんたくだらない仕事してるよね」と喧嘩を売られました。そういうひとが論文では「連帯」とか「歓待」とか言っているのだから、日本の思想業界も底が知れようというものです。思想地図は、そういう党派的な読者は相手にしません。買わないでください。
ちなみにそのひとは、「思想地図って同世代のひとしか出てないじゃん」とぼくに絡んでいて、面倒なので相手をしませんでしたが、喧嘩を売るのなら最新号にぼくと決して同世代ではない磯崎新氏や浅田彰氏が出ていることぐらいは知っていてほしいものです。
(2日後の追記:翌々日にこの件の後日談が記されています)

さて、そんな飲み会には宇野常寛さんも同席していたのですが、彼とは、編集者を置いてきぼりにして無駄にアツいライダー話で延々と盛り上がった挙げ句、「今後批評の最先端についていくには平成仮面ライダーを見ていることが必須の空気を作る」ということで合意が取れましたw。
その流れというわけではないのですが、今朝のディケイド、みなさんご覧になったでしょうか。
ファイナル仮面ライドはすごすぎる。データベース消費ここに極まれりです。いやほんと。龍騎、電王、ディケイドは見るべきです。みなさん、だまされたと思っていちど見てみましょう。