28日イベントへの質問

前々日に告知した下記の思想地図イベントですが。
http://www.nhk-book.co.jp/books/nhk_books/shisou/info04.html
ぼくは残念ながら、所用で会場に駆けつけられそうにありません。
そこで、藤村さんと濱野くんのふたりに、ぼくから質問を用意することになりました。以下がその質問です。会場で答えてくれるようなので、楽しみにしてください。

1.ふたりへ

先日の思想地図シンポジウムでは(大雑把に要約すれば)磯崎新が、建築においては物理的限界があるのでどこかで「切断」が必要だ、だからネットの話はあてはまらないと述べていた。その指摘は、濱野・藤村両者のあいだではどう処理されるのか。藤村=物理派、濱野=ネット派という違いとして反復されるのか、それとも磯崎さんに見えなかった新しい光景がそこに開けているのか。単なる世代的、時代的連帯ではなく、磯崎さんが納得するような論理を聞きたい。

2.おもに濱野へ

藤村は建築の実践の手がかりとしてアーキテクチャ論を考えている。濱野はその点はどうか。濱野は自らのアーキテクチャ論をどう「使おう」としているのか。アーキテクチャの分析者になるのか、それとも設計者になるのか。最近梅田望夫がインタビューで、日本のネットは「残念」で、あまり分析する気がないと言って話題になったが、濱野はそれに対して「でも分析もおもしろいですよ」と答えることになるのか、それとも梅田(象徴としての)を驚かすような設計へと進むのか。実現可能性云々の話ではなく、単純に濱野の意欲がどこに向かっているのかを聞きたい。