読む

住基ネットの話がようやく盛り上がっているというのに水を差してしまうのではないかとおそれているが、wwwさんが紹介してくれた
http://media.excite.co.jp/book/special/bk1/
を読む。いや〜嬉しいなあ。僕は『ベストセラー本ゲーム化会議』は買って速攻で読んでいて、このお三方が作られているゲームもやっているので、何を言われても構わないですね。楽しませてもらいました。それに、いいじゃないですか、オンラインRPG「神の舌打ち」。。なんか寂しげで。
そういえば、『動物化するポストモダン』、ピックアップした作品が偏っているのは、そもそも僕にオタクの正史を書いたり学んだりする能力がまったくないからなんだけど(これは昔から言っている)、かといって、あの選択がそのまま僕の趣味を反映しているわけでもなく、議論を分かりやすく進めるためにいろいろいじってある。ぶっちゃけ、「萌え」と「動物化」を軸にしちゃったことで(しちゃったとは何よ、というツッコミはカンベン)、さまざまなことが書けなくなった。
したがってぜんぜん言及できなかったのだが、僕がノベルゲーム的なものに興味を覚えるきっかけになったのは、実は、この「会議」の参加者のひとり、麻野一哉氏によるサウンドノベル『街』なのだ。あのゲームはたいへんな傑作で、あれがなかったら僕は物語とゲームの関係について真剣に考え始めなかったと思う。僕は、運動神経が悪くて格ゲーとかシューティングとかさっぱりなので、「読むゲーム」が出るまでゲームのシステムとしての魅力がよく分からなかったのだ(そんなものが分かるまえにプレイが終わってしまうので)。というわけで、『動ポモ』は麻野氏に大きな借りがある。これも何かの縁なので、これを機会に感謝しておきたい。ありがとうございます。
『街2』とか、いまから作らないのかなあ。またプレイしようかなあ。。。