はてなを始める

hirokiazuma.comの「経歴と近況」を分解し、近況欄をこちらに移す。近況欄の独立は前々からの課題だった。以前の形式だと、どうも長い文章になりがちで、自ずと更新頻度が低くなっていたからだ。このシステムなら文章も短くならざるをえまい。というわけで、今後は、2週間に1度くらいの更新を目指すこととする。それが限界だな……。
ちなみに、新しい近況欄の場所としてここを選んだのは、前々からはてなダイアリーのシステムには注目していたから。昨年、突然のようにblogが騒がれるようになったが、同時にすでにあちこちで言われていたように、日本の日記システムにもblogと同じくすぐれたものは数多く存在した。はてなはその代表格である。システムのことなど分からないし、分かりたくもないという多くのひとたち(情報系の議論ではどうもそういうひとたちの視線が無視されがちだ)にとって、これはもしかしてblogより便利なシステムかもしれない。実際、blogの騒動があったあと、むしろ僕のまわりでははてなのユーザが増えている。そこで僕も使ってみることにした。

コミケを申し込む

HPのほうで告知していたように、去る17日に、コミケ64で友人のブースの一角を借りてDVDを売った。楽しかったので、次回のコミケには自分のブースを申し込むことにした。ジャンルはもちろん評論。当選するといいな。
そういえば、DVDコミケ販売分の初回特典本、若干余っているので、その分、近日中に始めるhirokiazuma.comでの通信販売ではおまけにつける予定。内容は、かつて『カイエ・ドゥ・シネマ・ジャポン』に発表した押井守/うる星2論(そんなものがあったのだ)の部分再録と、それに加えたかなり長めのコメンタリー。「メタリアル・フィクションの誕生」の予告にもなっているので、それなりに気合いが入っている。

情報自由論を終わる

昨年7月号から連載していた『中央公論』の「情報自由論」が、ようやく次号で完結する。最後はオルダス・ハックスリーすばらしい新世界』とフランシス・フクヤマ『人間の終わり』の話。長い連載だった。あとは単行本化作業……。ルーマン、ポズナー、ギデンズ、井上達夫などなど、僕の机の上には、連載では入れられなかったが単行本では議論に組み入れる予定の学者の本がつぎつぎに積み上がっているのだが、はたしてそんなハードな作業に僕の頭は耐えられるのだろうか。