北田鼎談終わりました(hazuma)

東浩紀です。
正直、ここで書いても記事だが広告だか区別できないので信用されないと思うのですが(そして、そんな言及そのものが北田暁大著『広告の誕生』へのネタフリだったりするのですが)、今日行った北田暁大id:gyodaikt)さん、鈴木謙介さんとの鼎談は大成功でした。ポストモダニズムの追憶から「降りる自由」論まで、リベラリズムから2ちゃん論まで、きわめてテンションの高い理論的な話ができました。参照項は、ギデンズ、ルーマンノージックデリダ宮台真司稲葉振一郎、などなど。本当に面白いです。ありがとうございました!>北田さん、鈴木さん
こんな内容の鼎談が、『現代思想』でも『情況』でも『ユリイカ』でも『文學界』でもなく、メルマガで配信されるということに、僕自身驚くばかりです。これに匹敵する感覚を得たのは(少なくともその理論志向と量的迫力の点で)往時の『批評空間』の座談会以来です。そんなバカな、東ちょっと自画自賛しすぎだろう、と思うひとはとにかく読んでください。2月号は宮台真司さん、鈴木謙介さんとの鼎談で、こっちも信じられない大容量(2月A号は60000字らしい!)なのですが、それに負けないものだと確信しています。あとは、テープ起こし部隊の体力と能力がついてきてくれることを期待するばかりです。
ところで、余談ですが、北田さんは、ある意味予想どおり国生さゆりさんのファンでした。むろん、ゆうゆ原理主義((c)KGVさん、だったか?)の僕はそんなの認めませんが、まあ、ここは大人の対応ということで……。東浩紀北田暁大のそんな熱いおニャン子トーク@打ち上げ@西荻窪上海料理ジョカサーは、Klusterのおまけにくっつくか、さもなければ僕の事務所に来たひとのみ聞ける秘蔵テープになる予定です。