ゼロアカ本

http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/box_lineup.html

ゼロアカ本第一弾の告知が出ています。ただ、ここに「東浩紀監修」と告知されているのですが、これは誤りです(修正願いを出しておきました)。この本はゼロアカ同人誌の合本で、内容についてはぼくはタッチしていません。ぼくは講評の原稿と、あとパンドラにかつて掲載された「ゼロアカ道場という怪物」の再録を寄せています。講評は一チームにつき1000字ほど書きました。

あと第5次関門ですが、3月上旬の平日夜、都内某所で公開シンポジウムの形式で行われる予定です。会場は定員200人ていど。本当はすでに期日も会場も決まっているのですが、ぼくから言うのはルール違反かもしれないので、公式サイトの告知をお待ちください。とはいえ、平日夜であることを考えると、早めに告知したほうがいいかもしれないですね!>講談社BOX編集部さん

そして、ぼくのイベントではないのだけど、下記も告知しておきましょう。どのリンクも同じイベントを告知しています(リンク漏れがないかと気をつかって胃が痛いです)。

http://d.hatena.ne.jp/cervezamana/20090225/1233594743
http://d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/
http://homunculus.exblog.jp/9527344/
http://d.hatena.ne.jp/ymitsuno/20090131#1233425954
http://d.hatena.ne.jp/BST-72-Chihaya/20090203/1233640944


11月の巨大な祭り以降、呆けたように活動が停止していたゼロアカ集団ですが、またもろもろ動きが復活しつつあります。藤田くん(彼はすでに落ちたけど)、坂上くんは商業誌での執筆もしているようでなにより。第5次関門は、公開で行われる最後の選抜になります(第6次は第1次・第2次と同じ形式であとからのウェブでの公開)。ゼロアカウォッチャーのみなさんはぜひお越しください。豪華なゲスト審査員も見物です。

政府紙幣

たまには慣れない政治の話を。といっても別にオリジナルの意見があるわけではなくて、感想ですが。

政府紙幣の発行に向けて議員連盟が出来たらしいですが、この「政府紙幣」というアイデア、学生のころに岩井克人の『貨幣論』などまじめに読んだ身からすると、とんでもない話に聞こえます。それとも、ぼくの知らぬあいだに経済学のブレイクスルーでも起きたのでしょうか。日銀の管理を外れて、政府がじゃんじゃん紙幣を刷って公共事業でもやろうという話のようですが、常識で考えてそりゃまずいでしょう。

なんというか、不況や派遣切りばかりがマスコミで取り上げられて、財政改革とか言っているやつはネオリベで氏ねみたいな空気になっていますが、日本の財政赤字はこの10年間でとんでもないことになっている。それは事実なわけです(下に財務省のサイトからわかりやすいグラフを張っておきます。慣れない資料を探してしまったw)。

http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/007.htm

というわけでこれ以上国債は発行できない、しかし金は欲しい(選挙で勝つために金はばらまきたい)、だから自分たちで紙幣を作ろうって、それがまともな国家のやることでしょうか。定額給付金もバカげてますが、最近の日本はいよいよ正気を失ってきた気がしてならない。というわけで、いつもの評判の悪い結論に至るわけですが、ぼくはますます政治の話に関心がもてなくなっていく(笑)。

いまの選挙制度を大幅に改革しないと、日本はだめなんじゃないかな。これはまじめに思います。